ミュージックファンタジア ウルトラマンG 交響組曲
新年明けましておめでとうございます。
と、挨拶するにはだいぶ遅いですね、はい。
2021年1発目の記事は先日ヤフオクで落札した
「ミュージックファンタジア ウルトラマンG 交響組曲」の見本盤の紹介になります。
「交響組曲 ウルトラマンG」とほぼ同じデザインのジャケットで同じタイトルのVHSは既に所持していて、「ミュージックファンタジア~」といえばそれしか存在しないと思い込んでいたので出品された当初から気になっていた品ではありましたが、スタート価格はまさかの25,000円。
レア物のVHSとはいえ中々手が出しづらい値段だと感じたので暫く様子を見る事に。
すると徐々に値段を下げて再出品していくようになり、10,000円にまで下がった辺りで期間限定の1,000円引きクーポンがタイミング良く届いたので有難くそれを使って落札…という感じです。
パッケージをぐるりと。
「見本盤」の表記はシールの模様。
梱包用のビニールが破れて中に汚れが溜まってたりしてますが、未開封品という事で敢えてこのままの状態で保管する事にします。多分…
2年前に落としたレーザーディスク盤と並べて。
パッケージに使われている写真などから両方とも同じ時期(1993年頃?)に発売されたものと思われます。
VHS、LD共に発売元は「フォルテミュージックエンタテインメント」という会社になっており、聞き覚えのない会社だなと思って検索してみたところ、アニメ・特撮作品の音楽を専門に取り扱ってた会社の名前なんだとか。
1992年に日本コロムビアから分社化したものの業績不振によって1995年頃に吸収合併されたそうです。
先に述べたCD盤とほぼ同じジャケットのもの(画像右)と比較。
吸収合併後の1996年に発売という事で発売&販売元は日本コロムビアになっています。
裏面は一見同じように見えて写真の大きさや文字のフォントといった細かな箇所に違いが見られます。
そして何故かFME盤よりも2,000円安くなっています。
「ミュージックファンタジア〜」は風戸慎介さんが手掛けた「G」楽曲のうち7曲に「デガンジャの風」と「第47格納庫」の原案を書いた小中千昭さんが本編の一部やメイキング、没カットなどを監修・編集した映像が合わさった作品となっています。実際の尺は50分程ですが別冊宝島「怪獣学・入門!」で小中さんが寄稿された「持続としてのウルトラマン 『ウルトラマンG』インサイド・クロニクル」によると編集する前の映像素材は全部で百数十時間もあったんだとか。(おまけに小中さんはそれら全てに目を通したとも…)
2021年現在、合法的に観る手段は今回紹介したVHSとLDのみとかなり限定されています。
小中さんの編集した映像の中には幻となったマペットで撮影されたグレートとゴーデスとの闘いなども含まれていて、このまま埋もれるのは非常に惜しいのでDVDなりBlu-rayで発売してもっと気軽に観れるようになってほしいですね。
2017年に発売された「ウルトラマンG ウルトラマンUSA SPECIAL BOX」のブックレットによれば「DVD化が望まれます」との事。
日本コロムビアにリクエストしたらすんなり発売されたりして…?
今年はもう少し更新頻度を上げられるように努めますのでどうぞ宜しくお願いします。
それでは。